元金均等方式
元金均等方式とは、毎月の返済額の内、元金が一定となる返済方法です。返済額(元金+ 利息)は毎月異なります。
メリットは、元金の減少が早い為、同じ返済期間の場合、元利均等方式よりも返済総額が小さくなることです。
具体例として元金均等方式で借入額2,000万円、金利2%、返済期間35年(支払回数420回)でローンを組んだ場合の返済表を見てみましょう。
回 | 元金 | 利息 | 返済月額 |
---|---|---|---|
1 | 47,619 | 33,333 | 80,952 |
2 | 47,619 | 33,253 | 80,872 |
3 | 47,619 | 33,174 | 80,793 |
... | ... | ... | ... |
419 | 47,619 | 158 | 47,777 |
420 | 47,639 | 79 | 47,718 |
返済総額 | 27,016,463 |
420回目を除き毎月の元金が 47,619円で一定であることがわかります。 (420回目は端数が調整される為、多少金額が変わります。)
そして、毎月の返済月額が後ろになるほど低くなっていくことがわかります。
このように元金均等方式は、返済開始時の返済額が高いというデメリットがありますが、毎月の元金の返済額が一定で元利均等方式よりも借入金の残高の減少が早い為、同じ返済期間の場合、返済総額は小さくなるというメリットがあります。